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    2008年3月24日月曜日

    メリーゴーランド

    『メリーゴーランド』 荻原浩(著) 新潮文庫

    都会に疲れ故郷にUターンした35歳の啓一。慎ましく平凡な公務員生活の日々に突如やってきた転機は赤字経営であるアテネ村再建プロジェクトチームへの参加だった。

    途中思い出したのが最近観た『県庁の星』。地方都市の利権に群がる魑魅魍魎に振り回される一生懸命な公務員というところが重なっただけで、内容も雰囲気も違うんだけどね。『神様からひと言』でも感じた全体に流れるゆるーい雰囲気とおちゃらけの中にある愛情が優しい。この辺りが読了後に考えるとかなり無茶な設定も読んでる間は全く気にならない原因のような気がする。
    ぐいぐいとクライマックスまで引っ張っていくのに、カタルシスを求めるような物語ではなくて、最後にやっぱり日常に戻るところがメリーゴーランドなのだろう。気分がささくれているときに読むと優しくなれる。

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