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    2008年3月3日月曜日

    週末に観た映画

    『アポカリプト』(2006・米)メル・ギブソン監督

    メル・ギブソンらしい突っ込みどころ満載の作品。コメントに窮して幾つかの他人のレビューを見て回ったが、(当たり前かもしれないが)どう見るかによって評価が全く異なるし、そのどれにも共感できてしまうような困った映画に仕上がっている。
    最初に感じたのは『パッション』の影響からか、彼のキリスト教の考え方をベースにしたと思われる違和感。特に“地獄”という言葉(和訳だしマヤ語?だし、ホントのところはわからないが)が使われることに抵抗を感じた。また、単に前半部分がまどろっこしい。中盤も無駄が多い。後半になってようやくノッてくる。そしてその後半のおっかけっこは前半のダルさが帳消しになるくらい見ごたえがある。それにしてもほんとに2時間超も必要だったのか?沢山あった伏線はどこへ行った?残虐描写も際どいし、マヤ文明にこだわる理由も疑問が残るし、ラストシーンは色んな含みを感じるし。などなど・・・
    監督のこだわりや撮影技術、脚本、役者、時代考証、全てにおいて微妙に不安定で落ち着かない、しかし何が変わってもどこかバランスが悪くなってしまうように思えるほど絶妙にはまってる。はっきりいって単純明快でいてまったく意味不明。視点を変えるたびに楽しみ方や批評のポイント、ひいては評価が変わるという不思議な作品になっている、という凄く面白い映画だと思う。でもあまりお勧めはしない。あぁ、何が言いたいのかさっぱりわからない(笑)


    『ショコラ』(2000・米)ラッセ・ハルストレム監督

    まさにホットチョコレートみたいな映画。
    ホットチョコレートってそれ自体凄く美味しいけど、寒くて体が冷えてたり、お腹が減ってたり、厳しい環境にあるときにこそ染み込んでくる気がする。まさにそんな感じで、ある日閉塞している町にやってきた母娘が、閉塞している人々に甘くて温かい“魔法”をかけてくれる、ほっとする作品。紗の掛かった映像も、少し粗めの画像も、舞台になる時代設定も、役者陣も良い感じ。ジョニー・デップが脇に徹してて男前だ(笑)


    『親密すぎるうちあけ話』(2004・仏)パトリス・ルコント監督

    現実にありそうで絶対にありえないような、モテない男とってはつい夢見てしまうような不思議な話。ただ会話が続いていくだけなのに、もだえそうになる官能を感じるのはフランス映画ならでは。登場するたびに変わっていく服装と画面の色合いが、彼女の心理を描写していると言ってしまえばつまらないレビューになってしまうのが、もどかしい。ほどよく隠された彼女の秘密とそのキュートさに、すっかり彼に感情移入してしまって、もっと話を聞きたいと思ってしまう男の純情さ(笑)
    結局これはアンナが主人公ではなく、闖入者によって殻をやぶったウィリアムの物語なんだと、ラストシーンで気がついた。


    『ホリデイ』(2006・米)ナンシー・マイヤーズ監督

    ストレートなラブ・ロマンス。キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラックときたら期待せずにはいられないものの、良い意味で裏切られた。それぞれがそれぞれの恋に破れ、また出逢う。ホームエクスチェンジという特異な設定はあるものの、王道がさらりと描かれていて安心して観ていられる。
    幾つかの気になる伏線かと思われたイベントが、なんのフォローもなく流れてしまったのが勿体ない気がした。まぁこれ以上サイドストーリーを詰め込んでも、二組の恋愛の盛り上がりがしぼんでしまうのだろう。ちょっと人恋しいときに軽くみると幸せな気分になれるかもしれない。


    『ジャンパー』(2007・米)ダグ・リーマン監督

    映像活劇ならばこその物語。世界中を“旅”するシーンやジャンプの表現は今の時代の映像技術だからだし、特殊な能力を手に入れた無邪気さからくる強引な展開は現代っ子が主人公だからだろう。イマドキらしい、迫力と勢いを楽しむ映画だと思う。
    ストーリー的には矛盾があるし腑に落ちないことも沢山あるが、そんなことは忘れて、今までにはなかった“喧嘩”シーンを楽しんだ。続編が作られてもおかしくない題材とラストなので(テレビシリーズでもOK)、期待せずに待ちたいと思う。
    主人公デイヴィッド役のヘイデン・クリステンセンは、どこかで見た顔だと思っていたら『スターウォーズ/EP2&3』のアナキンだったのね。

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